世界の音楽レーベル

1995年、モンテとエイヴリーのリップマン兄弟によって設立されたアメリカのレコードレーベル。現在はインタースコープ・レコードやアイランド・レコードと並んでユニバーサルミュージック・グループ内の中核レーベルに位置づけられている。傘下のレーベルにテイラー・スウィフト、ジャスティン・ビーバー、アリアナ・グランデが所属。

アメリカのエンターテイメント会社。ワーナーミュージックグループによって設立され、レコーディングアーティストのマドンナ、フレデリック・デマン、ヴェロニカ・「ロニー」・ダシェフによって運営されていた。レコードレーベル 、映画製作会社、書籍出版、音楽出版、テレビ番組制作会社などがあった。2007年、マドンナは持ち株をワーナーへ売却した。

1990 年にマサチューセッツ州ケンブリッジでドン・マッキノンと2人のパートナーによって音楽小売・カタログ会社として設立。92年に CML グループに売却さしたが展開は失敗。96年、マッキノンらは CML からヒア・ミュージックを買い戻し、99年にポール・マッカートニーがコンコード・ミュージックと提携しスターバックスコーヒーが買収した。2008年4月、スターバックスはヒア・ミュージックの管理をコンコードに引き渡すと発表。2008年7月にスターバックスが600店を閉店し、ヒア・ミュージックも閉鎖した。

1985年、映画とアルバム『Purple Rain』で成功したプリンスが設立したアメリカのレコードレーベル。ワーナー・ブラザース・レコードが配給し、一部資金を提供していた。

1971年、イエイン・マクナイらによってロンドンで設立されたインディーズ・レコードレーベル。日本ではニュー・ウェイヴ全盛期の80年代初頭にネオアコを中心とした作品の発表を行っていたことで知られている。レーベル名は英国のブルースバンド The Groundhogs「Cherry Red」に由来。

元コロムビア・レコード社長のクライヴ・デイヴィスがコロンビア・ピクチャーズ・インダストリーズ社 (CPI) と共同設立したアメリカのレーベル。デイヴィスがベル・レコード（1954年設立）の社長に着任し、社名を「アリスタ」と改名。86年に BMG 傘下となり RCA と共に BMG の中核レーベルとなった。80年代に AOR やブラック・コンテンポラリーなど、比較的ソフトなポップスを売り物に順調に勢力を伸ばした。米ソニー・ミュージックエンタテインメン傘下。

【 所属したアーティスト 】

• アヴリル・ラヴィーン
• アラン・パーソンズ・プロジェクト
• アレサ・フランクリン
• ジェニファー・ハドソン
• サンタナ
• ディオンヌ・ワーウィック
• ホイットニー・ヒューストン
• レイ・パーカーJr.

レッド・ツェッペリンと世界的グループに育て上げたマネージャーのピーター・グラント（社長）により設立。レッド・ツェッペリンの解散とピーター・グラントの健康不良により1983年に活動を停止。
1974年 プリティ・シングス
1974年 バッド・カンパニー
1974年 レッド・ツェッペリン

1973年、ノーマン・グランツによって設立されたジャズ・レコード・レーベル。1987年、コンコード・ミュージック・グループの傘下のファンタジー・レコードに売却。2006年、配給元がユニバーサル・ミュージック・グループになった。

1972年にカール・ジェファーソンによって設立されたアメリカのジャズ・レコード・レーベル。西海岸カリフォルニア州ビバリーヒルズに本拠を置く。

最長のブルースレーベルのひとつ。ハウンド・ドッグ・テイラーをリリースするために設立。
1976年 ジョニー・ウィンター
1976年 アルバート・コリンズ
1975年 ココ・テイラー
1971年 ハウンド・ドッグ・テイラー

傘下に専門レーベルを複数抱えるアメリカ最大級の独立系レーベル。当初はブルースなどがメインだったが現在はカントリー、フォーク、ソウル、R&B、ソカ、ザディコ、ケイジャン、ケルト音楽など3,000タイトル以上をリリース。

1969年にフランク・ザッパとマネージャーのハーブ・コーエンが自分達のプロデュース作品や発掘品を流通させるため設立したレーベル。

英EMIの傘下として設立。

アメリカのジャズ・レーベル。ピアニストのジーン・ラッセルとパーカッショニストのディック・ショーリーによって若い黒人のジャズミュージシャンの才能を促進するために設立され、1969年から1975年の間に20枚のアルバムをリリースした。

【 カタログ 】

• BJ1 – Gene Russell ‎– New Direction
• BJ2- Walter Bishop Jr. ‎– Coral Keys
• BJ3- Doug Carn – infant eyes
• BJ4- Rudolph Johnson ‎– Spring Rain
• BJ5 – Calvin Keys ‎– Shawn-Neeq
• BJ6 – Chester Thompson ‎– Powerhouse
• BJ7 – Henry Franklin ‎– The Skipper
• BJ8- Doug Carn – spirit of the new land
• BJ9- The Awakening ‎– Hear, Sense And Feel
• BJ10 – Gene Russell – talk to my lady
• BJ11- Rudolph Johnson ‎– The Second Coming
• BJ12 – Kellee Patterson ‎– Maiden Voyage
• BJ14- Walter Bishop, Jr.’s 4th Cycle ‎– Keeper Of My Soul
• BJ15- The Awakening ‎– Mirage
• BJ16 – Doug Carn ‎– Revelation
• BJ17 – Henry Franklin ‎– The Skipper At Home
• BJ18 – Calvin Keys ‎– Proceed With Caution
• BJ19 – Roland Haynes ‎– 2nd Wave
• BJ20 – Cleveland Eaton – plenty good eaton
• BJ21 – Doug Carn ‎– Adam’s Apple

ドイツに本社を置くレコード会社。ジャズ専門レーベルとして設立された。高い録音技術による音質の良さに定評がある。

ボブ・クラスノー、トミー・リピューマ、ドン・グレアムによって設立。

【 契約アーティスト 】

• 1969年　アイク＆ティナ・ターナー
• 1968年　キャプテン・ビーフハート

ヴァーヴ・レコードのサブ・レーベルとして発足しフォーク・ミュージックを取り扱っていた。 72年、MGMがヴァーヴをポリドールに売却し休止。

アメリカのレコード会社。 64年、アーサー・"アーティー"・リップが中心となり、ハイ・ミズラヒ、フィル・ステインバーグらが音楽制作集団カーマ・スートラ・プロダクションを設立。シャングリラスに楽曲を提供するなど事業は順調に立ち上がった。80年代にスートラ・レコード (Sutra Records) として活動を再開したが93年に破産した。カーマ・スートラのカタログは米国ソニー・ミュージックエンタテインメントが所有し、レガシー・レコーディングスが管理。81–93年のスートラのカタログはユニディスク・ミュージックが権利を保有。

ラヴィン・スプーンフル

フランク・シナトラとワーナー・ブラザース・レコードの共同出資で設立。シナトラがレコード会社の経営に興味を失い63年にワーナー・ブラザース・レコードが彼の株を買い取り合併した。70年代フランク・ザッパのストレイト・レコードを吸収。
1993年 グリーン・デイが移籍
1971年 ジョニ・ミッチェル 4thアルバム『Blue』
1970年 ライ・クーダー 1stアルバム『Ry Cooder』
1969年 フリートウッド・マック 3rdアルバム『Then Play On』
1967年 ニール・ヤング 1stアルバム『Neil Young』
1967年 The Jimi Hendrix Experience – Are You Experienced

ボビー・ロビンソンによって設立されたアメリカの独立系レコードレーベル。ライトニン・ホプキンス、エルモア・ジェイムス、バスター・ブラウン、アーサー・クラダップなどのレコードをリリース。

「ロン・レコード」姉妹レーベルとしてジョー・ラフィーノによって設立され、ニューオーリンズ R&B 黄金時代に活動。60年、ジョー・ジョーンズ「You Talk Too Much」全米3位。

プレステージ・レコードの子会社。

1958年「Twilight Time」（1944年・全米1位・売上400万枚）を共作した元スリー・サンズのアル・ネビンズとドン・カーシュナーが共同設立した音楽出版社（Aldon Music／社名はアル・ネビンズの「AL」とドン・カーシュナーの「DON」に由来）。複数のソングライター（ドク・ポマスとモルト・シューマン、ジェリー・ライバーとマイク・ストーラー、ニール・セダカ、ハワード・グリーンフィールド、キャロル・キング、ジェリー・ゴフィン、ニール・ダイアモンド、ポール・サイモン、フィル・スペクター、バリー・マン、シンシア・ワイル、ジャック・ケラーなど）と契約し、50年–60年代に数多くの「ブリル・ビルディングサウンド」を世に送り出した。1963年、同社をコロムビア・ピクチャーズに多額で売却しコロンビアに幹部に就任。カーシュナーはモンキーズやアーチーズをプロデュースし大成功を収めた。

テネシー州メンフィスに拠点を置いていたレコード・レーベル。1975年末に倒産し、2006年にレーベルの権利を保有するコンコード・レコードにより復活。社名は当時のレーベル・オーナーであるジム・スチュワート（Jim Stewart）とエステル・アクストン（Estelle Axton）の姓をあわせたもの。

ビートルズの「She Loves You」をリリースしたフィラデルフィアを拠点とするレコード レーベル。

1919年に設立された映画配給会社ユナイテッド・アーティスツに映画のサウンドトラックを配給するために設立。1963年、傘下にアスコット・レコードを設けイギリスのマンフレッド・マンなど海外アーティストの取り扱いを開始。69年にリバティ・レコードを買収しニッティー・グリッティー・ダート・バンドやベンチャーズを扱うようになり、アスコット・レーベルを休止してユナイテッド・アーティスツの名称で国内外のポップス配給に進出。70年代にはケニー・ロジャースをヒットさせた他、イギリスのジェット・レコード（エレクトリック・ライト・オーケストラ、ストラングラーズ）の米国配給権を獲得した。69年、リバティ・レコード（傘下にインペリアル・レコード）を合併。79年に英EMIに買収された。現在はキャピトル・レコードが音源を保有している。

1955年、アトランティック・レコードの共同設立者ハーブ・エイブラムソンにより設立されたアメリカのレコード・レーベル。アトランティックで取り扱わない1968年までのジャズとR&Bをリリースするために創られた。

1955年にサイモン・ワロンカー会長、アルヴィン・ベネット社長、セオドア・キープ主任エンジニアによって米国で設立されたレコードレーベル。2001年に英国で再活動した。

• 1955年　ジュリー・ロンドン「Cry Me a River」全米9位・全英22位
• 1956年　ペイシェン&プルーデンス「Tonight You Belong to Me」全米4位・全英28位・売上100万枚以上
• 1957年　マージー・レイバーン「I'm Available」全米9位・全英位
• 1958年　エディ・コクラン「Summertime Blues」全米8位・全英18位
• 1958年　エディ・コクラン「C'mon Everybody」全米35位・全英6位

1953年にノーマン・グランツによってロサンゼルスで設立されたアメリカのジャズ・レコードレーベル。1956年にグランツが設立したヴァーヴ・レコードの一部となった。レーベル名は、ノーマン・グランツの頭文字フルネーム。

キング・レコードの子会社としてプロデューサーのラルフ・バスによって設立。

【 契約アーティスト 】

• 1961年　フレディ・キング
• 1957年　アイク・ターナー
• 1956年　ジェームス・ブラウン

50–60年代にかけて存在したアメリカのカントリーミュージック のレコードレーベルで、1990年代後半に復活。 ラッセル・シムズによって設立され、パッツィー・モンタナ、カール・ストーリー、フロイド・ティルマン、ハッピー・グッドマン・ファミリー、レオン・マコーリフ、ビリー・パーカー、ジョニー・リー・ウィルス、ボブ・ウィルスなど、カントリー、ゴスペル、R&Bのアーティストが所属した

1949年、マックスとソルのワイス兄弟によって設立されたアメリカの独立系レコード会社。1971年、プレスティッジ・レコードを買収し、。2005年にコンコード・ミュージック・グループに吸収された。設立当初は、投資家でもあったジャズ・ピアニストのデイヴ・ブルーベックのレコードを主にリリースしていた。近年ではコメディアンのレニー・ブルース、ジャズピアニストのヴィンス・ガラルディ、サンフランシスコ・フォックス劇場が取り壊される前に同劇場のウーリッツァー・オルガンで最後に録音された音源、コルラ・パンディット（オルガン奏者）、ウッディ・ハーマン、シルベスター（ディスコ／R&B歌手）らのレコードで知られている。

ユダヤ人プロデューサーのボブ・ウェインストックが21歳の頃に設立したアメリカの名門ジャズ・レーベル。1971年、ファンタジー・レコードに売却。2005年、ファンタジーはコンコード・ミュージック・グループに吸収された。

ポーランド出身のユダヤ人サウンド・エンジニア、モーゼス・アッシュが設立したフォーク、ワールドミュージック、子供向けの音楽を収録したレーベル。1987年、スミソニアン協会に買収され「スミソニアン・フォークウェイズ」の一部となった。

アメリカのヴォーグ・レコードが終了した翌年1947 年に、レオン・カバットとシャルル・ドロネーによってフランスに設立されたジャズレコード会社。ジャンゴ・ラインハルトなど地元ミュージシャンをはじめ、シドニー・ベシェ、ディジー・ガレスピーなどのアメリカ人演奏家を録音した。 51年、イギリスに分社ヴォーグ・レコードを設立。56年頃にイギリスのデッカに吸収されたが、62年に名前の権利がフランスの親会社に戻り、デッカはヴォーグ・レーベルをヴォーカリオンに改名した。ディスク・ヴォーグの姉妹レーベルが Pye Group の一部として英国に設立された。カタログは現在 Sony Music が所有。

1946年、ノーマン・グランツによって設立されたアメリカのジャズ・ レコード・レーベル。 1956年、グランツが設立したヴァーヴ・レコードの一部となった。クレフの録音は、50年代半ばに英コロンムアにライセンスされ、特別な白ラベルとクレフのロゴが付いた78rpmのディスクが発行された。

R&Bとノベルティ・レコードを専門とするアメリカの独立系レコードレーベル。 1946年にニューヨーク市でハーブ・エイブラムソンによって設立された。彼のパートナーはジェリー・ブレインであった。ブレインは1947年にエイブラムソンが所有する会社の半分の株式を購入し、エイブラムソンはアーメット・アーティガンと共同でアトランティック・レコードを設立した。会社名はジェイジー・レコーディング・カンパニーで、コスナット・コーポレーションの子会社であった。コスナットはレコード卸売業者であった。

1945年、アーヴィング・グリーンらによってシカゴで設立。ジャズ、ブルース、R&B、ポップ、ロックンロールのレコード をリリースし40年代から50年代にかけて独立系レーベルとして大きな成功を収めた。47–52年までジョン・ハモンドはマーキュリー・レコードの副社長を務めた。1972年にポリグラムとなり、1998年にユニバーサル・ミュージック・グループに買収され、アイランド・レコードの傘下となった。

1932年にリーガル・レーベルとゾノフォン・レーベルの合併により設立された英国のレーベル。

1927年にメイヨー・ウィリアムズによって設立されたイリノイ州シカゴのレコードレーベル。7か月間存続し55枚のレコードを制作した。レーベル名は黒人オペラ歌手ブラック・パティ（シシエッタ・ジョーンズ）にちなんで名付けられた。

ゼネラル・エレクトリック社の理事オーウェン・D・ヤングが無線通信組織を統一するため政府の援助を受け、1919年10月に Radio Corporation of America（RCA）を設立。1929年、RCA（ラジオ・コーポレーション・オブ・アメリカ）は、世界最大の蓄音機とレコード製造会社ビクター・トーキング・マシン・カンパニーを買収。

アメリカ合衆国インディアナ州リッチモンドに本拠地を置いていたレコード会社／レーベル。1920年代に繁栄し、ルイ・アームストロング、キング・オリバー、ビックス・バイダーベック、ホーギー・カーマイケルらの初期作品をプロデュースした。ジェリー・ロール・モートン、ブラインド・レモン・ジェファーソン、チャーリー・パットン、ジーン・オートリーらも所属。

初期のレコード産業において重要かつ成功を収めた会社。1877年、トーマス・エジソンは蓄音機シリンダーに音声録音する蓄音機を発明。エジソンが開発した蓄音機は当初、ゲームセンターや酒場、公共スペースに設置する起業家だけだった。1920年代に技術面・アーティスト面でライバルに遅れ解散。

アメリカの最古の大手レーベルのひとつ。「ノース・アメリカン・フォノグラフ」（1888–1894）の子会社として、「コロムビア・フォノグラフ」として弁護士エドワード・D・イーストン（1856年 - 1915年）と投資家グループによって設立。

• 1925年　「英コロムビア・グラフォフォン」（子会社）が「米コロムビア・グラフォフォン」（本社）を買収。
• 1926年　「オーケー・レコード」を買収。ルイ・アームストロングやクラレンス・ウィリアムズなど、ジャズ・ブルースのアーティストを多数抱えた。
• 1931年　3月、主要株主JPモルガンは「コロムビア・グラフォフォン」と「グラモフォン」（ビクターの完全子会社）を合併し EMI (Electric and Musical Industries) 設立。
• 1938年　CBS（Columbia Broadcasting System コロンビア放送システム）が「米コロムビア・グラフォフォン」を買収。
• 1961年　61–91年まで「英国EMIのコロムビア・グラフォフォン・カンパニー」との混同を避けるため、北米以外では「CBSレコード」名でリリース。
• 1988年、コロンビアレコード部門を含むCBSレコードグループはソニーが買収。

エジソンが開発した蓄音機（英：フォノグラフ） 子会社「コロムビア・フォノグラフ」は「コロムビア・レコード」となった。 1887年、大物実業界のジェシー・リピンコットの尽力により「エジソン・スピーキング・フォノグラフ」と「アメリカン・グラフォフォン」が合併し「ノース・アメリカン・フォノグラフ」設立。 12歳のヨゼフ・ホフマンがエジソンの研究所を訪問し、収録時間２分の蝋管を数本録音、クラシック音楽の最初の録音となった。