「CBS Didot」は、CBSのアートディレクター/副社長であった巨匠ルウ・ドーフスマンの依頼を受け、フリーマン・クロウによってデザインされました(同時に「DBS Sans」もデザイン)。
ほかのディドーと比べ、コントラストのはっきりとしていて、非常に完成度が高いのが特徴。
おそらく、この書体に小文字を加え、少しオーバルにしたものがハーブ・ルバーリンによる「Didi」 だと思います。
ふたつの書体を重ねてみると、「J」など、ところどころ微妙に違いますが、「Q」が決定的に違います。

もともとジャコ・パストリアスのアルバムで使われた書体があまりにも美しく、いろんなサイトを探しまわっていて知った書体です。
はじめは「Firenze」や「Didi」と思っていましたが、どうやら「CBS Didot」のようです。
もうひとつすごく似ている書体があるのですが、そちらは詳細不明です。

ちなみに、1966年に完成したCBS本社ビル。
建築はエーロ・サーリネン、インテリア・デザインはイサム・ノグチとフローレンス・ノールという錚々たる面々が手掛けました。
建築、グラフィック、すべてが超一流。
巨匠ルウ・ドーフスマンによる歴史的なブランディングですね。
Jaco Pastorius "Jaco Pastorius" 1970
Jaco Pastorius "Jaco Pastorius" 1976 CBS CBS by Lou Dorfsman in 1964?
Eye logotype by William Golden in 1950
CBS Didot

Designers : Freeman Craw

Year : 1966

See Also : Didi

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