Fat Face
Designers
Date
1970
Foundries
International Typeface Corporation (ITC)
Specimens
ロイ・エアーズの『He’s Coming』を見て、ずっと気になっていた書体で、ファットフェイス系のフォントを調べていて判明。 すばり「ファットフェイス」という名前。
1800年頃に Boston Type Foundry からリリースされた Mikado がベースだろうか。 Mannequin と Penny ( by George Nesbitt, 1838 ) の影響も伺えるハイブリッド書体で、極細のヘアラインとシャープなセリフ、おそらく誰もやらないであろうグニャッとした感じ。 強烈なローマン体で、鬼才トム・カーネイズの高度な技術が見事に反映されている。
数字のベースは Fette Fraktur だろうか。 ケルンが特長的な k は1840年にデザインされた Gras Vibert のキリル文字 К を彷彿させる。 コンデンスド・バージョンの LSC Condensed もあり。
Gras Vibert のキリル文字 К
Fat Face with Swash U&lc Vol. 3–2 に掲載されたレア
María Jiménez – María Jiménez, 1978
Roy Ayers Ubiquity – He's Coming, 1972
ロイ・エアーズの『He’s Coming』を見て、ずっと気になっていた書体で、ファットフェイス系のフォントを調べていて判明。 すばり「ファットフェイス」という名前。
1800年頃に Boston Type Foundry からリリースされた Mikado がベースだろうか。
Mannequin と Penny ( by George Nesbitt, 1838 ) の影響も伺えるハイブリッド書体で、極細のヘアラインとシャープなセリフ、おそらく誰もやらないであろうグニャッとした感じ。 強烈なローマン体で、鬼才トム・カーネイズの高度な技術が見事に反映されている。
数字のベースは Fette Fraktur だろうか。 ケルンが特長的な k は1840年にデザインされた Gras Vibert のキリル文字 К を彷彿させる。 コンデンスド・バージョンの LSC Condensed もあり。
Gras Vibert のキリル文字 К
Fat Face with Swash
U&lc Vol. 3–2 に掲載されたレア
María Jiménez – María Jiménez, 1978
Roy Ayers Ubiquity – He's Coming, 1972