日本のミュージシャン 1940s

奈良県吉野郡天川村生まれ、大阪市阿倍野区育ちのシンガーソングライター。「赤い鳥」「ハイ・ファイ・セット」のメンバーとして著名。ロック・キャンディーズで活動していた谷村新司に誘われ「ヒルビリー・シンガーズ」のボーカルとなったが3ヶ月しか続かなかった。高校2年生の時、ピーター・ポール&マリーのコピーバンドを結成。1969年、フォークソンググループ「赤い鳥」を結成。同年、第3回「ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト」全国大会にて「竹田の子守唄」を歌い、オフコースを抑えてグランプリを獲得。1970年「人生」（日本コロムビアより）でメジャー・デビューし、翌年「竹田の子守唄／翼をください」（アルファ・アンド・アソシエイツ）が大ヒットした。1974年「赤い鳥」解散後、山本俊彦、大川茂とともに「ハイ・ファイ・セット」を結成した。

映画、TVドラマ、アニメなどで作曲。妻は倍賞千恵子。

70年代にりりィのバンドに坂本龍一と参加。沢田研二や泉谷しげるのバンドを経て、氷室京介1stアルバムをはじめ吉川晃司、ウルフルズらをプロデュース。

Charたちとスモーキー・メディスン結成。カシオペアのベースト。

東京都杉並区出身の音楽プロデューサー。東京大学文学部卒業後、日本ビクターに入社。1970年代後半にRCAで牧村憲一と共に大貫妙子、竹内まりや、EPOらを育て、ムーンライダーズなどをプロデュース。小野リサのデビューに携わり、ジョアン・ジルベルト日本公演を実現に尽力した。

アリスのメンバー。78年「君のひとみは10000ボルト」（谷村新司／堀内孝雄）90万枚越の大ヒット。

ユイ音楽工房で長渕剛とBOØWYを担当、プロデュース。

「YOKOHAMA HONKY TONK BLUES」（1980年／作詞：藤竜也／作曲：エディ藩）が有名。

「イエロー」「カルメン・マキ&OZ」「金子マリ&バックスバニー」「竜童組」で活動。

福岡県出身のロックを中心とした音楽評論家。音楽雑誌の編集を経て1976年に独立。著書に『ロックの歴史~スーパースターの時代』『ゴールド・ラッシュのあとで』『音が聞こえる』『ウエスト・コースト音楽百科』など。

静岡県富士市出身の日本の作曲家・編曲家・シンガーソングライター。松本隆、売野雅勇、康珍化、秋元康ら人気作詞家と組みヒット曲を送った、1977年、作曲した「If I Have to Go Away」を英国の人気バンド「ジグソー」が歌い全米93位・全英36位を獲得。河合奈保子「デビュー」(1985) 中森明菜「北ウイング」(1984) 杏里「悲しみがとまらない」(1983) 上田正樹「悲しい色やね」(1982) などを作曲した。

日野元彦、大野俊三、日野皓正のカルテットで活躍。

「村八分」解散後、シーナ&ザ・ロケッツやRCサクセションの作品に参加。一時期「裸のラリーズ」に在籍。

ジャズドラムとを富樫雅彦に師事。1971年『メリー・ジェーン』がヒット。『失恋レストラン』などを作詞・作曲。

「ルビーの指環」「硝子の少年」など昭和後期を代表する作詞家。

69年デビュー曲「別れのサンバ」が大ヒット。渡辺貞夫、加藤登紀子らと共演し、吉田建を見出した。『ネオン輝く日々』を浅川マキがプロデュース。。椎名林檎と度々共演。

1982年「悲しい色やね」（作詞：康珍化／作曲：林哲司）34.8万枚のヒット。

ブルース・ハーモニカ奏者。1972年、B.B.キング来日の前座で出演。アルバムに内田勘太郎、近藤房之助、渡辺香津美、村上秀一、泉谷しげるらが参加した。

「フード・ブレイン」等、日本のブルース・ロックを支えたギタリスト。

83年、大友裕子のカバー「ボヘミアン」（飛鳥涼／井上大輔）が大ヒット。中国でのコンサートは3万人を動員。

「ザ・フローラル」「エイプリル・フール」「フード・ブレイン」に参加。吉田拓郎のバックバンドを務め日本のロック黎明期を支えた。

「赤い鳥」脱退後、YMO のサポート・ギタリストに。編曲した作品多数。

夭折した異次元のミージシャン。

79年、海援隊の「贈る言葉」が大ヒット。

サディスティック・ミカ・バンドのキーボーディストからプロデューサーに。

「ずうとるび」の楽曲で作曲家デビュー。およげ!たいやきくん」「パタパタママ」など『ひらけ!ポンキッキ』関連の作曲を多数手掛けた。八代亜紀、山口百恵、キャンディーズなどへ楽曲提供多数。

71年、ユイ音楽工房を設立し吉田拓郎、かぐや姫、長渕剛、BOØWYらを手がけた。75年、吉田拓郎らとフォーライフ・レコードを設立。

『とん平のヘイ・ユウ・ブルース』でドラムを担当。ザ・チェックメイツ、ピンククラウド、泉谷しげる、ジョー山中らと活動。金子マリとの間に金子ノブアキとKenKenを儲けた。

ペドロ&カプリシャスの二代目ボーカルで「ジョニィへの伝言」「五番街のマリーへ」がヒット。人気・歌唱力ともに抜群。

BROWN RICE を結成しポール・マッカートニー提供「Country Dreamer」で米国デビュー。全米ツアーで観客70万人を動員。シナトラのプロデューサー、ドン・コスタに師事。

元「かぐや姫」のリーダー。

66年、17歳のジャズ・ドラマーとしてデビュー。71年、アリスを結成。

東京都出身の音楽プロデューサー。映画、アート、文学など幅広いフィールドで造詣が深いことでも知られている。1968年、グループ・サウンズ「ザ・ルビーズ」にベーシスト（ミック立川）としてデビュー。 近田春夫を誘い「カルメンマキ＆タイムマシーン」を結成し、ジョン・メイオールを迎えたイベント「ロック・カーニバル #1」（1970年12月）に参加した。

フードブレイン（陳信輝、柳田ヒロ、加部正義、つのだひろ）『晩餐』(1970)、PEOPLE（穂口雄右、水谷公生、武部秀明、ラリー寿永）『Ceremony Buddha Meet Rock』(1971)、コスモスファクトリー『トランシルバニアの古城』(1973)『謎のコスモス号』(1974) など日本のプログレッシブ・ロック創成期のバンドをはじめ、長戸大幸のバンド「赤と黒」のデビューシングル『Mr.D.J.』(1972)、ピエール・バルー『Le Pollen』(1982) 『Sierras』(1984) 、伊丹十三『マルサの女』(1987) シリーズなどプロデュース。1989年から200回以上のライブイベント『KIRIN LAGER CLUB』をプロデュースし、アニマルズ、アル・クーパー、ビョーク、ジャミロクアイらの来日公演を実現した。

チェット・ベイカー、セルジュ・ゲンズブール、ジェーン・バーキン、ビートルズ、レナード・コーエン、デヴィッド・ボウイ、イギー・ポップ、デヴィッド・ギルモア、かまやつひろし、石坂敬一、加藤和彦、谷村新司、高橋幸宏、坂本龍一、清水靖晃、ムーンライダーズなど音楽関係者の他、写真家の篠山紀信や鋤田正義など交友は多岐にわたる。世界的ミュージシャンのインタビュー・書籍・主催イベント多数。

76年プロデビュー。渡辺香津美の KYLYN BAND や松岡直也&ウィシング、エルヴィン・ジョーンズが結成した「Japanese Jazz Machine」に参加。

ジャックス解散後、「出発の歌」「神田川」「私は泣いています」など編曲。五輪真弓「恋人よ」のモデル。

関西フォークムーブメントの中心人物。

「裸のラリーズ」のベーシスト。サンディーの元夫。

70–80年代にかけて女性アイドル歌手全盛時にヒットチャートを席捲。

76年、山下洋輔のアルバムでレコード・デビュー。エレクトリックサウンドを取り入れ、浅川マキなど様々なミージシャンと共演。

アリスで「今はもうだれも」「冬の稲妻」「チャンピオン」等ヒット連発。日本人アーティスト初の日本武道館3日間公演。

「FM802」会長。ヘビロテで知名度を高めたアーティスト多数。

エルヴィン・ジョーンズが結成した「Japanese Jazz Machine」に参加。「中山英二・ニューヨークカルテッド」を結成しニューヨークの実力派とツアーを行った。近年は邦楽奏者やクラシック奏者と共演。

「セーラー服と機関銃」や中森明菜の作品が有名。姉は作詞家の来生えつこ。

78年、矢沢永吉の自伝本『成りあがり』の構成・編集。79年、沢田研二「TOKIO」作詞。

ボブ・ディランの曲を歌ってライブデビュー。大きな影響を受けたため「女ボブ・ディラン」と呼ばれた。

「ザ・ゴールデン・カップス」「フード・ブレイン」「ピンククラウド」に参加。

82年「さざんかの宿」180万枚の大ヒット。

佐野元春、渡辺美里、TM NETWORK、岡村靖幸などを手掛けた。

72年「赤色エレジー」50万枚のヒット。ニューウェイヴ、テクノなど時代とともにサウンドが変化。

75年『氷の世界』日本レコード史上初のLP売上100万枚突破。ヒット曲多数。

「ザ・モップス」でデビュー。「氷の世界」を編曲。

69年「長崎は今日も雨だった」累計150万枚の大ヒット。桑田佳祐、桜井和寿らがリスペクト。

村上秀一、坂本龍一、岡沢章らと松木恒秀バンド結成。山下達郎、沢田研二らのギターで著名。

78年『Anli:いち』でデビュー（編曲：あかのたちお）。ジャズのレコードを数多く発売する傍ら、ニューヨーク・ブルーノートでの公演など精力的に活動。NHK「ザッツミュージック」では司会を務め広く知られた。

細野晴臣、松本隆、鈴木茂と「はっぴいえんど」結成。ラッツ&スターをプロデュース。

阿久悠に見出され、75年「石狩挽歌」（なかにし礼／浜圭介）ヒット。浜口庫之助にジャズ、大本恭敬にカンツォーネを師事。

細野晴臣、松本隆、柳田ヒロらと「エイプリル・フール」を結成。

「ザ・リガニーズ」「猫」を経て吉田拓郎に誘われフォーライフのプロデューサー。

ザ・タイガースのボーカルとしてGS全盛期から最前線で活躍。シングル総売上1,241万枚。

阿久悠とのコンビでピンクレディー「ペッパー警部」「UFO」など大ヒット連発。

「ハイサイおじさん」が有名。「花〜すべての人の心に花を〜」世界で売上3000万枚以上。

ブルースの音楽評論家、Pヴァイン・レコード創業者。1969年『ニュー・ミュージック・マガジン』のレギュラー・ライターとなり、1970年ブルース愛好会の機関誌『ザ・ブルース』刊行。1979年から1986年まで「ザ・ブルース・ショウ」を開催しジョン・リー・フッカーらの来日公演を実現した。

CBSソニーでエアロスミス、チープ・トリック、ザ・クラッシュなど担当。

70年、斎藤ノヴと結成したシモンサイでデビュー。桑名正博「月のあかり」など提供作品多数。

ローリングストーンズに憧れバンドを組んだが自宅が全焼しフォークシンガーに。72年、加藤和彦プロデュース「春夏秋冬」がヒット。

喫茶「ディラン」の雇われマスターとなり「ザ・ディラン」結成。「プカプカ」は様々な歌手にカバー。

「シーナ&ザ・ロケッツ」のギタリストとして有名。

ビーイング創業者。三原順子、BOØWY、LOUDNESS、TUBE、B'z などをデビューさせた。

1969年「ブルー・ライト・ヨコハマ」（作詞：橋本淳／作曲：筒美京平）150万枚超の大ヒット。

1971年「よこはま・たそがれ」が大ヒット。累計販売枚数1,549万枚以上。

エルビン・ジョーンズの「Japanese Jazz Machine」に参加。トニー・ウィリアムス、ジャック・ディジョネットと共演。

「セーラー服と機関銃」や中森明菜の作品が有名。弟は作曲家の来生たかお。

64年「アンコ椿は恋の花」などヒット曲多数。昭和後期を代表する演歌歌手。

元「チューリップ」のリーダー。「白いパラソル」（松本隆／財津和夫）など提供曲多数。

すぎやまこういちに師事。石原裕次郎「おれの小樽」、藤圭子「マリモものがたり」、麻丘めぐみ「悲しみのシーズン」、西城秀樹「青春の挽歌」、『日曜洋画劇場』（84年10月ｰ96年9月）、「欽ドン!良い子悪い子普通の子」など編曲多数。
▶ あかのたちお作曲の歌詞一覧

ペドロ&カプリシャスの初代ヴォーカルで「別れの朝」が大ヒット。

69年「禁じられた恋」がミリオンセラー。「涙そうそう」を作詞。

アニメソング界の帝王。73年『マジンガーZ』の主題歌が70万枚の大ヒット。

伝説的なバンド「裸のラリーズ」のリード・ギター、ヴォーカル、リーダー。

はっぴいえんど『風街ろまん』にミキサーとして参加以降、日本初フリーのエンジニアに。

アメリカでザ・ビートルズ、ボブ・ディラン、ザ・バンドなどを生で目撃。『ワンダーランド』を創刊し編集長を務めた。

75年「シクラメンのかほり」（作詞・作曲：小椋佳）が100万枚の大ヒット。

ジャックスの元メンバー。岡林信康、甲斐よしひろ、遠藤ミチロウ、桑田佳祐、佐久間正英らからリスペクト。

成毛滋の「ザ・フィンガーズ」に参加。松任谷由実に「ユーミン」のニックネームを与えた。

山梨県都留市出身の俳優・歌手。1969年、唐十郎主宰「状況劇場」に入団し『唐版 風の又三郎』で主役を務め看板俳優となった。76年に歌手デビューし、中島みゆき、大村雅朗、阿木燿子、宇崎竜童 、佐久間正英らが楽曲提供した。

70年「第2回 中津川フォークジャンボリー」に飛び入りで「教訓I」を発表し一躍人気者に。

66年「女のためいき」でデビュー。「おふくろさん」「襟裳岬」（岡本おさみ／吉田拓郎）「冬のリヴィエラ」（松本隆／大瀧詠一）など大ヒット多数。

山下達郎の米国レコーディングを実現。「スマイル・カンパニー 」「ジャニーズ・エンタテイメント」元社長。

かぐや姫「神田川」「妹」「赤ちょうちん」作詞。JASRAC 理事。

「乱魔堂」のギタリスト。遠藤賢司。加藤登紀子、中山ラビ、亀渕友香、石川セリ、西岡恭蔵、小室等、山崎ハコ、小坂忠らとセッション。

中島みゆき、長渕剛などの仕事で知られているプロデューサー。シンガーソングライターとしてデビュー。73年に赤い鳥、サディスティック・ミカ・バンドが参加したアルバム『貘』をリリースしたが商業的成功は得られずプロデューサーへ転身し、吉田拓郎『たくろうLIVE'73』(1973)、バンバン「いちご白書をもう一度」(1975)、かまやつひろ「我が良き友よ」(1975)、『海風』(1977)、 杏里「オリビアを聴きながら」(1978) 、チャゲ&飛鳥「ひとり咲き」(1978) 「万里の河」(1980)、德永英明「壊れかけのRadio」(1990)、中島みゆき「糸」(1992) などを手掛けた。

元オフコースのリーダー。1991年「ラブ・ストーリーは突然に」258.8万枚の大ヒット。

日本が誇る女性シンガーのひとり。72年「喝采」（吉田旺／中村泰士）80万枚の大ヒット。

初代うたのおにいさん。76年「ビューティフル・サンデー」が有名。

78年「新・エースをねらえ! 」82年「ゲームセンターあらし」など多数。

岩崎宏美「聖母たちのララバイ」「欽ちゃんの全日本仮装大賞テーマ」の作曲、ツイスト「燃えろいい女」編曲など、テレビ主題歌含め多数。

田中角栄などの物真似で人気。愛人に刺殺。

「はっぴいえんど」「YMO」を結成した世界的ミュージシャン。

あがた森魚、矢野顕子、ムーンライダーズ、石川セリ、井上陽水、奥田民生など100組以上のアレンジ・プロデュース。

1966年、ゴールデン・カップス結成。原田芳雄、松田優作の歌唱で有名な「横浜ホンキー・トンク・ブルース」を作曲（作詞：藤竜也）。

GSバンド「アウト・キャスト」を結成した「日本のフランク・ザッパ」。

70年、鮎川誠らと「サンハウス」結成。

ティン・パン・アレー、YMO へ参加した名キーボーディスト。帰国後、シンガーソングライターとしてデビュー。

「ルビーの指環」が大ヒット。アルバム『Reflections』は井上陽水『氷の世界』を更新（164万枚）。俳優として黒澤明『乱』などに出演。

ドイツで活動しているヨーデル歌手。1973年26歳でドイツへ渡りヨーデル歌手に。ドイツの人気歌手マリア･ヘルヴィックの目に留まり、ラジオやテレビにも数多く出演するようになった。ドイツの民族音楽功労者に贈られるヘルマン・レンス・メダルを受賞。

ユイ音楽出版で吉田拓郎、南こうせつ、長渕剛らをプロデュース。吉田拓郎の「春を待つ手紙」「あなたを送る日」は陣山へ捧げられた楽曲。

『ロック・マガジン』を創刊、ヴァニティ・レコードを設立した奇才。

67年「星影のワルツ」170万枚超、77年「北国の春」300万枚の大ヒット。

東京都品川区出身の歌手。60–70年代に掛けて一世を風靡。幼少期から進駐軍キャンプで唄い始め、11歳で本格デビュー。渡辺プロダクションに移籍し中尾ミエ、園まりと「“スパーク3人娘」を結成。67年「小指の想い出」100万枚の大ヒット。その後もヒットを連発した。

日本歌謡史上最多のシングルレコードを売り上げた「およげ!たいやきくん」を作詞。童謡以外に演歌の作詞多数。

71年、全米デビュー後、大滝詠一、中島みゆき、松任谷由実らのレコーディングに参加。

実力派女性ジャズ・シンガー。79年、ノーマン・シュワルツのプロデュース『アフロディーテの祈り』では、ロンドン・ロイヤル・フィルハーモニーと共演しミシェル・ルグラン、スティーヴィー・ワンダー、ジャニス・イアンらが楽曲提供した。85年、第1回「日本ジャズボーカル賞」大賞受賞。

東京都千代田区神田出身の女優・歌手。高校在学中モデルにスカウトされ、日活に入社し映画『悲しき別れの歌』(1965) でデビュー。不遇時代が続いたがマキノ雅弘の勧めで梶芽衣子と改名。日活映画『野良猫ロックシリーズ』以降は大人気を博し、同年「仁義子守唄」で歌手デビューも果たした。梶の熱狂的ファンだというクエンティン・タランティーノは、映画『キル・ビル』で『修羅雪姫』をオマージュ。梶の歌「修羅の花」と「怨み節」を流した。妹は女優・歌手の太田とも子。

「ザ・フォーク・クルセダーズ」「サディスティック・ミカ・バンド」を結成しミュージックシーンを牽引。

料理愛好家として有名。夫はイラストレーター和田誠。

千葉県出身の音楽プロデューサー、ギタリスト、作詞家、作曲家、実業家。1967年、グループ・サウンズのアウト・キャストのメンバー（リズム・ギター）としてデビュー。その後、かまやつひろしのマネージメント・プロモーションを手掛けた。トライアングル・プロダクションやバミューダ音楽出版を設立し、レイジー、角松敏生、杉山清貴&オメガトライブ、菊池桃子をプロデュースしデビューさせた。

アウト・キャスト、アダムスのボーカル。アミューズの社長。

第1期 山下洋輔トリオで活動。マイルス・デイヴィスのバンドにいたジョージ・コールマンに師事。

70年、渡欧し前衛音楽家として活動開始。小沢征爾、ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、デヴィッド・ボウイなど交友は多岐にわたる。

「和製シルヴィ・ヴァルタン」としてデビュー。69年「恋の奴隷」51万枚の大ヒット。

1964年デビュー曲「君だけを」60万枚の大ヒット。「御三家」（橋幸夫・舟木一夫）のひとり。

エラ・フィッツジェラルドに「養女にしたい」と言わしめた稀代のシンガー。

ジャズ・クラシック・現代音楽を融合させた独自の作曲形式を確立。NHK『映像の世紀』テーマ曲「パリは燃えているか」が有名。

日本ロック創成期のギタリスト。日本人唯一？のウッドストック・フェスティバル体験者。

初のパンク&ニューウェーヴ・ムーブメントを起こした。

「カレーライス」が10万枚のヒット。晩年はスターリンの遠藤ミチロウと活動。

70年代前半に活動した伝説的なシンガー。立川直樹らと米軍キャンプで演奏した後、Sammy & Freedom Unity（村岡建／サックス、鈴木弘／トロンボーン、鈴木宏昌／ピアノ、稲葉国光／ベース、石川晶／ドラム）を経て、「稲垣次郎とソウル・メディア」（稲垣次郎／サックス、佐藤允彦／ピアノ、水谷公生／ギター、柳田ヒロ／キーボード、猪俣猛／ドラム、石川晶／ドラム）に参加。

66年、歌手デビュー。倍賞千恵子は姉。

1969年「夜明けのスキャット」（作詞：山上路夫／作曲：いずみたく）150万枚の大ヒット。姉は安田祥子。

奈良県出身の音楽評論家・東京音楽大学講師。京都大学理学部卒業後、『ニューミュージック・マガジン』の編集者となりポピュラー音楽についての評論活動を行う。その後ワールドミュージックに傾倒。J-POP草創期についても造詣が深い。『ロック史』『事典 世界音楽の本』など著作多数。

東京都渋谷区出身の音楽プロデューサー。昭和音楽大学講師。1968年、三浦光紀の私設アシスタントとしてキャリアをスタート。その後、小室等の事務所で六文銭のマネージメントを担当。1970年「中津川フォークジャンボリー」の実行委員となり、東京のアーティストのブッキングを担当した。1971年、後藤由多加に誘われユイ音楽工房の設立に参加。かぐや姫を担当し『神田川』をディレクションした。大森昭男のONアソシエイツに移籍し大瀧詠一を推薦。大瀧がコーラスに連れてきたシュガー・ベイブに注目し、山下達郎と大貫妙子をソロ・デビューさせ、竹内まりやデビューアルバム『BEGINNING』(1978) などをプロデュース。1980–1990年代にかけてピチカート・ファイヴ、フリッパーズ・ギター、L⇔Rを世に送り出した。

英国のバンド「フリー」と「フェイセズ」に在籍した世界的ベートスト。

『キン肉マン』『宇宙刑事ギャバン』などの主題歌で有名。

バーニー・ケッセルの影響でジャズに傾倒。71年に渡米しソニー・ロリンズのバンドに在籍。

「キャッスル&ゲイツ」「ズー・ニー・ヴー」のボーカル。『野性の証明』主題歌「戦士の休息」、タケちゃんマンロボの歌など多数。

日本のロック・ポップスを創世記から見続けている一人。

プロボクサーを経て「フラワー・トラベリン・バンド」のシンガーに。

ナベプロ出身でアミューズ創業者。

京都市出身の作詞家、ライター、編集者。加藤和彦とのタッグで、ザ・フォーク・クルセダーズ「帰って来たヨッパライ」(1967)「イムジン河」(1968)、「タイムマシンにおねがい」(1974)などを作詞。雑誌『平凡パンチ』『POPEYE』『BRUTUS』などでライターとして活動。時計やカメラにも造詣が深い。

「山谷ブルース」など多くの曲が発禁・放送禁止に。ロバート・フリップに「日本人のロックを聴かせろ」と言われ「エンヤトット」を考案。

89年『Follow Me』米国ラジオ&レコード誌のジャズ部門16位。日本人女性歌手初チャートイン。

1982年、五木ひろしとのデュエット曲「居酒屋」（作詞：阿久悠／作曲：大野克夫）が大ヒット。

SHŌGUN のメンバー。『俺たちは天使だ!』主題歌「男達のメロディー」作曲、『探偵物語』主題歌「BAD CITY」作詞・作曲。

日本のサイケデリック・ロックの草分け「ザ・モップス」のボーカル。

SHŌGUN のメンバー。西城秀樹「YOUNG MAN」、杏里「CAT'S EYE」など編曲多数。

「アングラ・レコード・クラブ」ディレクター。『はっぴいえんど』を制作。

61年、16歳でデビュー曲「可愛いベイビー」が100万枚超えの大ヒット

66年「柳ヶ瀬ブルース」が120万枚の大ヒット

71年「終着駅」奥村チヨ、75年「石狩挽歌」北原ミレイ、80年『雨の慕情』八代亜紀が大ヒット。

多大な影響を与えたシンガーソングライター。引退ツアー9公演3万枚が即日完売。

ミシェル・ポルナレフや矢沢永吉をディレクションし、南佳孝やエイプリル・フールをプロデュース。

73年「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」としてデビュー。山口百恵に数多くの楽曲を提供し全盛期を支えた。

ギル・エヴァンス、ハービー・ハンコックと共演。カップヌードル初CM「ハッピーじゃないか」（阿久悠／小林亜星）。ミニー・リパートンの元夫と結婚。

元ザ・タイガースのギタリスト。西城秀樹、レイジー、河合奈保子をプロデュース。

70年「京都の恋」で大ブレイク。

68年「三百六十五歩のマーチ」100万枚の大ヒット。盆踊りの定番曲「1+1の音頭」が有名。

ザ・ビートルズ、ピンク・フロイド、クリエイション、矢沢永吉、BOØWYを担当。東芝EMI、ユニバーサルミュージックなどで取締役を歴任。

77年、アルバム「タモリ」でデビュー。

73年、渡辺貞夫カルテット参加、78年、ネイティブ・サン結成。

本名、和田良知。66年、「ロビー和田とニュー・フォークス」でデビュー。CMソング『マンダム～男の世界』（70年／売上120万枚）を手掛けた。日本初のフリープロデューサーとして、和田アキ子「笑って許して」（70年）、西城秀樹「傷だらけのローラ」（74年）、松崎しげる「愛のメモリー」（77年）、SHŌGUN『Rotation』（79年）、松本伊代「センチメンタル・ジャーニー」（81年）など数多くの楽曲を手がけた。葉加瀬太郎を見出しセリーヌ・ディオンのコラボを実現。

65年「夏の日の想い出」100万枚超の大ヒット。

「水島早苗ヴォーカル研究所」でジャズヴォーカルを学ぶ。66年、ハービー・マンの日本ツアーに出演。75年、サド・ジョーンズ&メル・ルイスの伴奏でメジャー・デビュー『A Child Is Born』リリース。79年、モントルー・ジャズ・フェスティバル出演。六本木バードランドでプレスリー「Love Me Tender」を歌ったところ、遊びに来ていた友人カーメン・マクレエがこの曲をはじめて知り、アメリカに帰ってレコーディングしたという。オールアート・プロモーションの石塚孝夫と結婚。
▶ OZSONS 峰純子

71年 「南こうせつとかぐや姫」（第2期かぐや姫）結成。吉田拓郎とのエピソードがおもしろい。

作詞した「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」が大ヒット。「横須賀ストーリー」で日本レコード大賞作詞賞受賞。

1966年、ジョン・コルトレーン来日公演を体験。1969年『Jazz』創刊。2006年、横浜市白楽にカフェ・バー「Bitches Brew for hipsters only」開店。
▶ 杉田誠一｜伝説の音楽誌『JAZZ』編集長が見た「あの頃のジャズ界」

「いつでも夢を」（佐伯孝夫／吉田正）300万枚の大ヒット。作曲家・吉田正の門下生として数多くのレコードをリリース。

「エメラルドの伝説」「翼をください」などヒット多数。YMO やユーミンを輩出したアルファレコード設立。

ジョージ大塚、日野皓正、ジョージ川口らのバンドに参加。80年トリニティ結成。

フリージャズ、現代音楽、実験音楽、劇音楽など幅広い分野で活動。

山下洋輔トリオでのプレイで世界的に。

「時の流れに身をまかせ」「アンパンマンのマーチ」「もしも明日が…。」などヒット曲多数。

67年「世界は二人のために」（山上路夫／いずみたく）120万枚の大ヒット。女性初の日本レコード大賞新人賞・大賞受賞者。

青春ソングの定番「高校三年生」（丘灯至夫／遠藤実）がヒット。「御三家」（西郷輝彦・橋幸夫）のひとり。

有名なボイストレーナー。兄はニッポン放送の名物DJ亀渕昭信。

「ヒゲのかっちゃん」で親しまれた沖縄のロックバンド「コンディション・グリーン」のヴォーカル。

76年「すきま風」（いではく／遠藤実）85万枚の大ヒット。100位圏内に147週チャートインし当時オリコン史上最長記録。

65年「ショパン国際ピアノコンクール」で入賞。

アイ・ジョージ『太陽よ永遠なれ』で作詞家デビュー。

あがた森魚、はちみつぱいを発掘し、はっぴいえんどに関わった。「ベルウッド・レコード」設立。

66年デビュー曲「バラが咲いた」（浜口庫之助）30万枚以上のヒット。

67年デビュー。77年ドラマ『海峡物語』の主題歌「旅の終りに」、92年「炎」がヒット。

72年「自由に生きてほしい」（作曲：井上忠夫／作詞：阿久悠）でデビューしたがヒットには繋がらなかったが、弾き語りが評判になり76年に再デビュー。優しさと儚さがある歌声で、5年間の活動で約90曲を残した。

67年「内田裕也とザ・フラワーズ」に参加。日本の女性ロックシンガーのパイオニア。「和製ジャニス」と呼ばれ洋楽をカバー。

62年に加藤久鎮クインテット、69年に菊地雅章バンドへ参加。70年年代にジョー・ヘンダーソンやマル・ウォルドロン、ギル・エヴァンスらと共演。78年、本田竹広らとネイティブ・サン結成。

「およげ!たいやきくん」（高田ひろお／佐瀬寿一）450万枚以上の大ヒット。オリコン史上初のシングルチャート初登場1位・11週連続1位を記録。

「マッシュ・ポテト・タイム「太陽はひとりぼっち」など洋楽の日本語カバーや「逢いたくて逢いたくて」「夢は夜ひらく」がヒット。

元「フラワーズ」のギタリスト。萩原健一、沢田研二らとバンドを組んだ。

高田渡らをサポートした後、バンジョーを弾くシンガーソングライターとしてデビュー。

『夢追い人』『彷徨』がオリコンTOP3に連続11週チャートインという前代未聞の記録。300人以上の歌手に楽曲を提供。

東京大学在学中にデビュー。87年、ロシアの歌謡曲「百万本のバラ」がヒット。

「音の魔術師」レオポルド・ストコフスキーの指揮でカーネギー・ホールでデビュー。チャップリンやココシュカとも親交。

六文銭を結成。フォーライフ・レコード初代社長。「出発の歌」が世界歌謡祭でグランプリ受賞。

テレサ・テンのミリオンヒットを作曲家・三木たかしと共作協作。

アコースティックギタリストの草分け的存在。吉田拓郎、かぐや姫、アリスらと共演。

富樫雅彦に師事。日本のフリー・ジャズ創成期より多数のミュージシャンと演奏し招聘に尽力。チャーリー・ミンガス、ツトム・ヤマシタ、弘田三枝子などのアルバムに参加。

63年「こんにちは赤ちゃん」が大ヒット。

62年、吉永小百合とのデュエット曲「いつでも夢を」大ヒット。「御三家」（舟木一夫・西郷輝彦）のひとり。

アナログレコード総生産数1位から5位中3枚のアルバムを叩き込んだ伝説のプロデューサー。小椋佳や井上陽水を手がけた後、キティ・グループを創業。

全米インディーズ系最大の音楽出版社を設立。業界の歴史に詳しい音楽著作権のプロ。

ぴんからトリオのリードボーカル。72年「女のみち」420万枚の歴史的大ヒット。

71年「また逢う日まで」（阿久悠／筒美京平）100万枚のヒット。日本レコード大賞と日本歌謡大賞をダブル受賞。

60年代から日本ジャズの最先端を走り、アメリカの著名ジャズメンと共演。

ニッポン放送の名物DJ。

22歳、NYで演奏開始しロイ・ヘインズやスタンリー・タレンタインのバンドに参加。アルバム『Manhattan Special』全米トップ10入りしカーネギー・ホールで公演。

フリージャズの旗手として頭角。タモリの芸能界デビューに尽力。

70年代トップ・プレイヤーのひとり。渡辺香津美が弟子入りを志願。

69年『夜が明けたら／かもめ』でデビュー。一貫した美意識を持ち主で「朝日のあたる家」の日本語詩を手掛けた。

吉田拓郎と共同制作した森進一「襟裳岬」が100万枚の大ヒット。

アメリカン・ルーツ・ミュージックなどの音楽評論家。『ぼくのアメリカ音楽漂流』など著書多数。

「上を向いて歩こう」（永六輔／中村八大）「見上げてごらん夜の星を」（永六輔／作曲いずみたく）「明日があるさ」（青島幸男／中村八大）など売上1500万枚以上。

レッド・ツェッペリン、クリーム、クイーンなど洋楽普及に貢献。ワーナーミュージック、ポリドール社長を歴任。

バークリーで学びチャールス・ミンガスのアルバムに参加。スティーヴ・ガッド、エディ・ゴメスとトリオ結成。

「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」のヴォーカル。「青い瞳」「ブルー・シャトウ」作曲しヒットさせた。

由紀さおりとの姉妹コンサートは2,000回を達成。

「のど自慢」荒らしとして知られ「ひばりの赤ちゃん」でデビュー。

「ルパン三世」や「犬神家の一族」などの映画音楽やCM曲多数。

藤圭子とのタッグが有名。自死を考えていた時、鶴田浩二の「街のサンドイッチマン」を聴き作詞家を志す。70年、藤圭子「女のブルース」オリコン8週間連続1位、「圭子の夢は夜ひらく」10週間連続1位。3355曲のご当地ソングを収録した「全国我が町音頭」を発売。

1966年「恍惚のブルース」』でメジャーデビュー上80万枚を売り上げ低音のハスキーが評判となった。1968年「伊勢佐木町ブルース」100万枚「長崎ブルース」120万枚、1969年「池袋の夜」150万。史上初めて2年連続で日本レコード大賞歌唱賞を受賞。10本以上の映画に脇役として出演した。

ザ・ワイルドワンズを結成。全盛期の沢田研二をプロデュース。

元ザ・スパイダース。沢田研二や『太陽にほえろ!』『傷だらけの天使』の楽曲を演奏。HOUND DOGプロデュース。『火宅の人』など映画音楽多数。

加藤和彦、大野雄二などのエンジニア。

「その名はフジヤマ」「コーヒールンバ」がヒット。セゴビア奏法を唯一マスターした日本人。

YMO や荒井由実（松任谷由実）を輩出。父は「キャンティ」オーナー川添浩史。

浜田幸一や北島三郎の運転手を経てホリプロへ。71年、バーニングプロダクション設立。

61年、ライトパブリシティに就職。ジョン・レノン『Double Fantasy』など撮影膨大。

『ミュージック・ライフ』元編集長。65年から70年まで毎年ビートルズに取材を行った。

作詞・作曲・編曲もこなすジャンルレスなミュージシャン。

エルヴィスを歌いマナセプロダクションにスカウト。62年「遠くへ行きたい」（永六輔／中村八大）がヒット。

歴代作曲家シングル総売上7,560万枚1位。

「慶應三羽烏」（大野雄二・佐藤允彦）として名を馳せた名プレイヤー。

60年「月影のナポリ」が50万枚の大ヒット。

14歳でプロデビューした天才。妻に刺され下半身不随となるが不屈の闘志で復活。

第2回「世界歌謡祭」で「出発の歌」を歌いグランプリ・歌唱賞を受賞。72年、「だれかが風の中で」売上約23万枚、第23回NHK紅白歌合戦に初出場。俳優としても活動し『3年B組金八先生』の服部肇役で有名。

東京都台東区下谷出身の俳優・歌手。1967年『天下の青年』で俳優デビュー。77年アルバム『LAST ONE』リリース。82年の「横浜ホンキートンク・ブルース」 （作詞：藤竜也／作曲：エディ藩）のカバーが有名。息子はギタリスト・原田喧太。

東京都出身の劇作家・演出家・俳優・作家・作詞家。アングラ演劇の始祖で劇団「唐組」主宰。67年、新宿ピットインでジャズピアニスト山下洋輔とジョイント公演。70年、自身による作詞・歌のレコード『愛の床屋』を発売。全日本床屋組合より歌詞にクレームがつき発売禁止・放送禁止となった。元妻で「アングラの女王」李麗仙のアルバムで作詞。息子は大鶴義丹。

日本人女性として初めて『グランド・オール・オープリー』出演しカントリー部門で日本人初のチャートイン。